『こちらあみ子』
純文を勉強するなら避けては通れぬ、ぜったいに読め、と言われた作品
冒頭描写美しいね これだけの行数割いて情景描写しちゃう純文だいすき
てっきり子どもが主人公だと思いこんでいたのだが、読んでいるとどうにも『あみ子』は大人ではなかろうか疑惑がでてきた
しかし小学生のさきちゃんと友だち付き合いしているあたり、これも生きづらい主人公のお話かなあ
『あみ子の馬鹿』という消えない傷が、相手が子どもであるだけに生々しくて純粋な悪意をぶつけられた感じで痛かった
あみ子の気持ちもそうだけど、ご親族はどう思ったかなあ、と考えてしまった
そんなことする子は出禁でいいとおもうけども、特定できんだろうしなあ
これも近々にちゃんと読みます
『むらさきのスカートの女』
おーもしろかった!!!
執拗なまでに『むらさきのスカートの女』を観察し、自分の人生ですれ違ったいろいろな人と『似ている』とすることに軽い嫌悪感を抱き始めたその瞬間に
つまり、何が言いたいのかというと、わたしはもうずいぶん長いこと、むらさきのスカートの女と友達になりたいと思っ て いる。
今村 夏子 (2022-06-07). むらさきのスカートの女 (朝日文庫) (Kindle の位置No.153-154). 朝日新聞出版. Kindle 版.
ときてひっくり返った なるほど心意気やよし、がんばれ!!!
しっかし、これはストーキングじゃないかw だめだろこれw
お試し読みがめちゃくちゃいいところで終わっているww つづきください、そのうち読みます!!!
それにしても今村夏子さんて人間描写が極上ね 体温があるというか、体臭があるというか、モブにすら形がある
そして、とても端整だとおもった
学んでいきたいなあ
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