花村萬月先生の本を読む前に、自分が今ぼんやり考えていることを整理しておく
・純文学
フランスの文学畑では、10%くらい意味がわからない内容が含まれていないと評価されない、なんていう内容のツイートを見かけた
まあそこまでとは言わないけれども、一般的には読みづらい部類に入るのではないだろうか 綿矢りささんとかはめっちゃ読みやすいけどね
その読みづらさの核となっているものは、たぶん表現とか描写の問題で、画的にはっきりと見えたとしてもそれを意味付けできない、けれど印象深く作品の特徴となりうる要素、ではないかなあ
そういう意味で、読み手の個々の感想に全力で身をゆだねて結論を提示しないのが純文学的だ、と感じる 書くの難しい
・ミステリー
文章の美しさ、みたいな純文学性は求められない むしろしっかりとした解答が必要という意味で純文学とは真逆 書き手に個性的な人がとても多い
書くの難しい
・SF
よくわからない 書くの難しい
・時代小説
ウィキペディア先生によると『過去の時代・人物・出来事などを題材として書かれた日本の小説。』とのことだ 日本の小説! なぜだ! 米文学入ったってええやろ!
そしてわたしは『今』の時代小説があったっていいじゃない派
書くの難しい
---------ここまで一般文芸----------
・キャラ文芸
登場人物に重きが置かれており、その成長や葛藤がテーマになっている文芸
表紙やタイトルはややラノベ調だけれど、挿絵がないことが特徴
ラノベと一般文芸の真ん中あたり
書くの難しい
・ジュブナイル
これすごく迷うんだけど一般文芸な気もする なぜなら書き手がオトナチックな気がするから とりあえずこっちに入れておく
ティーンエイジャー向け ジュブナイル・ポルノというジャンルもあるから、ハイティーン向けとも言えそう 学園SFモノが多い?
書くの難しい
・ライトノベル
中学生が問題なく読める小説 R描写がないだけではなく、表現や言い回しにおいても誤読を誘うようなものが極力少ない文章であること
読みやすい文章を書けるスキルは賢くないと持てないよね
表紙やタイトルがわかりやすく、挿絵があり、随所に読みやすさを支える工夫がある
書くの難しい
・児童文学
小学生が問題なく読める小説 夢がつまったもの、未来展望が明るいもの、困難に立ち向かう内容であっても希望に満ちあふれている必要がある
(おばけが主人公とかではないかぎり)死を予感させたり、その選択肢がある表現が避けられる傾向
書くのガチで難しい
***つっこみをもらい追記***
人魚姫やフランダースの犬みたいな、悲劇系も児童文学やないか
→せやな
↑の認識は、KADOKAWA つばさ文庫系を念頭に置いていたからです、すみません
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・幼年童話
絵本 時代によって表現の規制があったりなかったり
書くの難しい
・Web小説
上記すべて 玉石混合とりどりみどり カオス
だれでも書き始められる 包容力の点でも裾野の広さでも海のよう
……じゃあエンタメってなによ????
と考えると、純文学以外、ってことになる、かなあ
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